YAMAHA DT200R(3ET)

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1989年式

2003−01−18

山賊マシンを探していたところ、以外にも近所にありました。
エンジン不動・リアブレーキ引きずり・メーター破損・etc・・・。
もちろん、ただ!ただより安いものはない!(笑)
masaと一緒に、押してきました。疲れた・・・。
グース製作の合間に整備して、春にはデビューしたい!

このマシンはMFPカラーになることでしょう!
ブラックバージョンにするもよし!
イエローバージョンにするもよし!
とりあえずは乗れるようにしてから。

 

と思ったが、我慢できずにやってしまった・・・

2003−02−23

簡単にブラックバージョンで誕生!
リアホイールのシャフト・ベアリング・シールが錆で固着のため交換。
シャフトが抜けなかったので思いっきりハンマーでたたいたら、ベアリングごと抜けてきた(笑)
キャブ・FRキャリパーOH。
フォークブーツ・バッテリー交換
シート張替え。
ステッカー貼り替え( ̄m ̄)ぷ

これでブラックバージョン完成です!
ステッカー貼っただけですがなにか?(爆)

 


粉々に破損していたメーターをこんな感じに・・・。ちょっと趣味悪いかな(笑)

 

<トラブル奮闘記>
2004−5−31

鬼キック仕様で悩まされていたこのDT。
もらってきた状態は、キャブはOH途中であきらめていたらしく欠品もあるほど困った状態であった。
しかもOHしようとするまでにかなり放置してあったのか、かなり汚い!
欠品部品も取り寄せ、腐っていたキャブもキャブクリーナーで浸け置きで洗浄したが、良くある「鬼キック仕様」に悩まされていた。

1.症状
キックでなかなかエンジンがかからない。
チョークを引いてたまにエンジンがかかるが一瞬かかってすぐに止まってしまう。
またキックを繰り返し、しばらくするとまたかかりすぐ止まってしまう。
だがチョークを戻すとエンジンはかからない。
これを何度か繰り返すと、ようやくエンジンが始動する。
暖機運転完了になってしまうんだろうか?(笑)
チョーク無しでも快調にエンジンが回るようになる。
エンジンがあったまっている状態では、難なくエンジンが掛かる。

2.トラブルシューティング
そこでこの症状から考えたのは、
@暖まると何も問題ないことから、チョーク系統に問題があるのでは?
Aでも寒い時はチョークを引かないと絶対にエンジンはかからない・・・という事は?ん〜わからん。
Bキャブではなく、軽い焼きつきやリードバルブのヘタリ、もしくは電気系統か?
Cネットで検索したらYPVSの不具合も考えられた。

いろんな原因を考えるとわけがわからなくなる・・・。
そこでもう一度この症状をよ〜く考えてみた。
「一瞬かかってすぐに止まってしまう」・「キックを繰り返ししばらくするとまたかかりすぐ止まってしまう」
この症状は、あたかも始動最中にガゾリンが無くなってしまっているような感じなのだ!
という事は・・・。
チョーク系統に供給される燃料が足りない?燃料が十分に行ってないのか?
そこで、サービスマニュアルを読み返しこのキャブの構造を見てみる。

今までキャブの構造(メインジェット・スロージェット・ニードルやクリップの位置・スクリュー調整など)は勉強したつもりだった。
でも良く考えたら、スターター(チョーク)系統はほとんど頭に入っていなかった。
チョークレバーを引くとどっからか余計にガソリンが出てくるんだろうな、というようなレベル(汗)
サービスマニュアルを見てみると、チョークを引いたときにガソリンを供給する経路は・・・。
フロートチャンバーボディの底近くに小さな穴が開いており、そこからメインジェット等とは別経路で吸い上げられるのだ。
フロートチャンバーのボディに別の通路で穴が開いているのがそうであった。
見慣れた部分がスターター系統の通路だったのだ(苦笑)
そしてこのそこ近くの小さな穴付近に、スタータージェットなるものが付いているのだ!
もしこの部分が詰まっていたらどうなるか?症状と見比べてみると・・・。

完璧に詰まっているのではなく、ほんのちょっと詰まって流れが悪いとすると・・・。
「一瞬かかってすぐに止まってしまう」・「キックを繰り返ししばらくするとまたかかりすぐ止まってしまう」
ガソリンはなんとか通り、エンジンがかかるとガソリンが吸い上げられるが供給量がたりない為に止まるのか!?
( ̄ー ̄)ニヤリッ

3.キャブの掃除
一応このDTを復活させる時に、キャブクリーナーで浸け置きしてエアーブローにて掃除したつもりだったが・・・。
駄目もとでもう一度よ〜く掃除してみよう!
そこでスタータージェット部分の掃除に取り掛かる。
「ジェット」と名前が付いているのだから分解できるのか?
サービスマニュアルを見たら「圧入されているので分解不可」なんだと〜っ!?
んじゃ荷札の針金で・・・。マニュアルには「針金などで掃除しないで下さい」んじゃどうするんだっ!
念のためパーツクリーナーのノズルを突っ込みジュワーっとやってみるとわずかだが流れてくる。
穴が小さいからこんなもんなのか?
構わず針金を突っ込んで奥のジェットがありそうな部分にたどり着くと、そこにはやはりごそごそと鈍い感覚が・・・。
詰まってる!(爆)
何度か繰り返しまたパーツクリーナーをジュワーとやってみたら、今度は勢い良く出てくるではないか!( ̄ー ̄)ニヤリッ
これだったらいけるだろう!
はやる気持ちを抑えながらキャブを組み込んでいく!

4.確認
これでもう鬼キック仕様とはおさらばだ!
と思いながら、「キークッ!いっぱーつ!」といいながらキック!
・・・反応なし。
おりゃおりゃおりゃおりゃ!
・・・反応なし。ん〜・・・。・・・ん!?
メインスイッチがOFF!(爆)
気を取り直して再度、メインスイッチON!YPVSのモーターがウイーンウイーン!
「キークッ!いっぱーつ!」
・・・反応なし。
おりゃおりゃおりゃおりゃ!おりゃおりゃおりゃおりゃ!
・・・汗
困った。全く反応が無い。
ではプラグの火花を確認してみよう!
プラグキャップを外し、別の新品プラグを付けしシリンダーヘッドに接触させキック!
火花が飛んでない・・・。電気系がいかれてるのか?
どうしようか・・・。
とりあえずメインスイッチを切らないとまたバッテリーが上がってしまう・・・。
とキーに手をかけたときふと思った。
「もしかしてキルスイッチは・・・」
OFF!(爆)
すぐさまキルスイッチON!プラグキャップ装着!メインスイッチON!
今度こそ「キークッ!いっぱーつ!」
デレンデレンデンデン・・・・
やった〜っ!一発始動だ〜っ!
2サイクルオイルの焼けた匂い!ん〜たまらん!
こんなに嬉しい瞬間て無いですよね〜っ!
そして 次の日、本当に大丈夫か!?と思い、
「キークッ!いっぱーつ!」(しつこい?)
デレンデレンデンデン・・・・
( ̄ー ̄)ニヤリッ
鬼キック仕様を卒業した瞬間であった(笑)

5.教訓
−1.キャブクリーナーの洗浄力を過信するな!
−2.長年放置されたキャブには、迷わず針金を使え!(荷札の針金が細くて良い!)
−3.スターター系統の掃除も忘れずに!
−4.メインスイッチ・キルスイッチONを忘れずに!(爆)

日本全国鬼キック仕様マシンをお持ちの皆様!
こんなんでお役に立ちますでしょうか?
もし似たような症状があれば是非お試し下さい!
くれぐれも針金を使用する際は自己責任でお願いします!(笑)

以上

 

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